ヘンテコ主婦の映画ブログ

関西の地方都市に住む主婦ヘンテコが映画について語ります。

MAMA

友人から勧められた映画を紹介します。

 

 

監督:アンディ・ムスキエティ

キャスト:ジェシカ・チャステイン

 

ジェフリーは精神を病んでしまい、共同経営者二人と妻を殺害。

幼い娘二人を連れ、逃走。

途中スピードを出しすぎ事故を起こし、森をさまよっていると小屋を見つけ身を寄せます。

そこで娘を殺害しようとしますが、人ではない何者かに襲われ姿を消します。

時は過ぎ5年後、ジェフリーの弟ルーカスは小屋で二人を発見。

奇跡的に生還しますが、四つん這いで歩き、人を威嚇し更に精神状態は普通ではありませんでした。

姉妹に興味を持ったドレイファス博士の協力のもと恋人のアナベルとともに共同生活を始めますが奇妙で恐怖に満ちた出来事が起こりだす・・・。

 

以下ネタバレ含む

 

森の中で二人を育てていたのは「ママ」という存在。

悲しい過去があり、命を失った女性でした。

「ママ」は二人を守りたいあまり、ルーカスやアナベルに危害を加えようとします。

姉妹はママを慕い、心を閉ざしますが、二人と過ごすうちに少しずつ距離が縮まりだします。

でもそれをママが許さず・・・。

 

怖いというより切なくて悲しい物語です。

二人を愛する気持ちはママもルーカスたちも同じなんですよね。

心を閉ざした二人もママからルーカスたちを守るため、自分から遠ざけようとしたり。

ホラー映画好きでたくさん見てるけどちょっと涙出たのははじめてかも。

 

 

最後はハッピーエンドなのかバッドエンドなのかわからないです。

二人がした選択を最後まで見届けて下さい。

 

 

サイレントヒル

今はまりまくっているゲームDBD(デッドバイデイライト)。

本日から新チャプター・キラー・サバイバーがアップデートされましたね。

それがなんとサイレントヒル!!!!

発表があった先月。

その内容を知った瞬間、大絶叫。

 

 

ということで本日はサイレントヒルを紹介したいと思います。

もとは大人気ゲームです。

 

 
エクセキューショナー怖い、怖すぎる。
映画ではレッドピラミッドという名前ですね。(通称三角様)
ゲームが出た当時大声出して震えながらやりました。
このころは他にもパラサイトイヴバイオハザードなどホラーゲームがどんどん出てきて
楽しかったなー。
 
話を戻し映画のお話。
主人公の娘シャロンはいつも悪夢にうなされており、奇妙な言動を始めます。
家を抜けだし徘徊をはじめ、「サイレントヒル…」と謎の言葉を話すようになります。
主人公ローズはサイレントヒルという街が存在することを知り、夫の反対を押し切りシャロンを救う為、2人で尋ねることにします。
そりゃ反対するわ。
 
サイレントヒルは30年前の火災によって多くの死者を出し今やゴーストタウンなのです。
今も誰も近づくなと警告するかのように深い霧と灰に覆われていて、行くなんて言語道断、誰もが反対する不気味な街なのです。
 
案の定途中でシャロンは姿を消してしまいます。
ローズはクリーチャーに襲われなが娘を探し続けますが、道中得体の知らないクリーチャーに襲われてしまいます。
先ほど紹介した三角様だけでなく、気持ち悪いナースや灰色のぐにゃぐにゃした変な気持ち悪い人間の形をしたものがでてきます。
はい、出会ったら普通に卒倒です。
 
 
怖くないですか、こいつ。
ちなみにこのクリーチャーたち。
Cgではなくきちんと人が演じてて、撮影現場を見ると少し笑えました。
俳優ってすごいですよね。
 
しかもクリーチャーだけでなく得体のしれないもの宗教団体も現れます。
人って本当に怖い。
謎のサイレン、常に霧と灰で前もろくに見えない街。
こんなところで精神を保てということが無理なのかもしれません。
ここはそもそも現実の世界なのか。
元の世界に戻ることはできるのか。
 
そして最後のシーンの意味は?
 
クリーチャーにも注目しながら見てみてください。
 
 

 

サーチ

映画館で見て、今この時代だからこそ刺さった映画。

「Search/サーチ」。 

 

 
キャスト:ジェン・チョー
 
忽然と姿を消した16歳のマーゴット。
家出なのか誘拐なのかは不明ですが、父デビッドは娘を信じ調査を進めます。
 
捜査は思うように進まず、警察への不信感が募るデビット。
娘を救いたい一心でマーゴットのSNSにアクセスを試みることにします。
インスタ、フェイスブックツイッターなどで情報を集めますが、
そこにあったのは自分の知らない娘の姿でした。
 
そこで知る娘の姿や嘘にショックを受けたり、犯人と勘違いし激昂して男に詰め寄る自分の姿をYoutubeにUPされ非難されたり。
 
それでも執念で調査を進め少しずつ事件当日の娘の情報が集まり、何をしていたかどこにいたのか少しずつ謎が解け始めます。
そして衝撃の結末へ。
 
SNSを使い娘を探す最先端サスペンス。
映画館のスクリーンがPCの画面として映し出され、斬新なアイデアがたくさん詰まっていて10年前に観ても、10年後に観ても少し違う感覚になってしまうと思う。
 
まさに今見るべき映画!!
 
見て!ほんとに見てほしい!!
 
本当に執念でSNSを見まくるのですがそのおかげで一つ一つの謎がどんどんどんどん、最後にはぐわーーーーーーーーって一気につながります。
そのラストは鳥肌ものだったし、こんなにうまくまとめるのかと感動しました。
 
SNSってみんな輝いて見えるよね。
それってホントに一部分だけで、すべてじゃない。
でもそれ故に人の嫌な部分や見られたくない部分も詰まってて、
個人情報の怖さとか希薄な人間関係とかを感じたな。
 
マーゴットとは顔見知りって言ってた子が行方不明事件が報じられるや否や
親友になっていたり、友達って何なのかなと考えさせられたり。
自分の子がこんな風に扱われたらヘンテコは我慢できません。
最近映画はすべて親目線で見てしまいます。
警察に「落ち着いて!あなたは何もしないで!!」と言われても
無視して突き進むデビッド。
私でもきっとそうする。
子どものピンチの時に何もしないなんて無理だ!!!
 
そしてこのめちゃくちゃに面白い映画を作ったのは超若手監督アニーシュ・チャガンティ
まだ20代!!
今後の活躍が楽しみだーーーー!!
 
 
 

おとなのけんか

喜劇とはこの映画のことをいうのだと思う。

演技派俳優たちが1部屋で見せる面白く、人間味のあふれたストーリー。

 

 
2011年の傑作です。
79分という短さでサクッと見れるし、出てくる俳優はなんとたった5人!!
 
もともと舞台劇だったものを監督が映画化したもの。
最初は子ども同士のけんかを和解する為に集まった夫婦。
それなのにいつの間にか不満や本音をぶつけ合う修羅場になってしまう。
 
これが本当に面白い。
めっちゃ笑ったし、何回も同じ場面見たり飽きない。
 
子どものために本音を隠して建前で話すことってたくさんある。
私もあるし、周りもそうなんだと思う。
 
この作品に出てくる夫婦はみんなの姿だと思うし、
修羅場がいつの間にかお互いの配偶者の文句になり、怒りの矛先が変わるのはあるあるすぎて!!
 
誰にでも楽しめる映画だと思います。
 

聖なる鹿殺し

今日紹介したいのは「聖なる鹿殺し」。

会社の先輩からヨルゴス・ランティモス監督の映画を進められ鑑賞しました。

この映画って一言でいうとめっちゃ気持ち悪い!!
ずっと流れる気持ち悪い音楽、カメラワーク。
 

 

 
心臓外科医のスティーブンは美しい妻、子どもとともに郊外の豪邸で暮らしています。
ティーブンは青年マーティン(父親はすでに死亡)と時折会い、腕時計をプレゼントしたり何かに気にかけていますが、家に招き入れた途端奇妙なことが起こり始めます。
子どもたちは歩けなくなり、這って歩き出し・・・。
 
ティーブンとマーティンの関係性も説明なく進むので頭の中は混乱。
途中でマーティンの父の死因にスティーブンが関係しているということがわかります。
子どもたちも歩けないだけでなく、食事をしなくなり目から血を流し!!
ホラーなの?サスペンスなの?何なの?
どんどん狂っていく家族。ラストの結末も救いない。
 
何よりマーティンがめちゃくちゃ気持ち悪い。
 
こんな男の子が家に来たら絶対家にいれない、息子が連れてきても絶対追い返す(笑)
だって怖い、こんな人。 
 
演じているのはバリー・コーガン
眼の色がとても印象的な若手です。
でもごめんなさい、気持ち悪くて無理です。
ほんと無理です。
 
でもこの子、コリン・ファレルニコール・キッドマンという演者の存在感を打ち消すほどの存在感でした。
 
 
あとは「なに?なぜ?」が多く、ヘンテコには理解できないことも多く、
先輩にもなんでこの映画おすすめしたのか聞きました。
ではなぜこの映画を今回紹介したかというと、皆さまの感想を聞きたいからです。
 
ヨルゴス・ランティモス監督はロブスターも有名ですよね。
見たことないけど、よくお勧めされます。
私とは相性悪い監督のようですが、機会があれば見てみようかな。
 
 
この映画もコリン・ファレル出てるんか。
だれか私が見たくなるようにお勧めしてください!!
 

ロミオ+ジュリエット

ヘンテコが映画を好きになったきっかけの映画を紹介します。

それは超べったべた!

 

 

これです。

ロミオ+ジュリエット(1996)

監督:バズ・ラーマン

キャスト:レオナルド・ディカプリオクレア・デインズジョン・レグイザモ

 

以下ネタバレしつつ。

 

シェイクスピアの古典、ロミオ&ジュリエットの現代版。

古典なので台詞は詩的で何言ってるのか感覚でしかわからないけど、関係ありません。

 

敵対する二大マフィアのモンタギュー家とキャピュレット家。

毎日のように抗争を繰り返し、ガソリンスタンドでさえ両家の郎党たちが争います。

ここで出てくるジュリエットのいとこティボルトが憎たらしい!!!

 

映画が始まって10分。

失恋したロミオが出てくるんですがめちゃくちゃかっこいいです。

ジュリエットは親が決めた婚約者がいますが、気乗りしていません。

 

その後モンタギュー家の息子ロミオとキャピュレット家の娘ジュリエットはとあるパーティで出会い一目で恋に落ち、映画史上最高のカッコよさ。

 

 

この時までお互い構想を繰る返す両家の子とは知らず、二人は衝撃を受けます。

諦められないロミオは親友であるマキューシオの反対を押し切り、ジュリエットに愛を告げ、相思相愛になり、結婚式を挙げます。(まさかの翌日)

 

しかしこのことは両家の抗争にさらなる火をつけてしまいます。

 

海辺でティボルトにマキューシオを殺され、怒りと憎しみのままロミオはティボルトを殺します。

負の連鎖はだれにも止められませんでした。

 

街から追放されるロミオ。

そしてあの悲劇的なクライマックスを迎えます。

 

あと絶対伝えたいのはサントラのすばらしさ。

Des'reeのkissing youやthe cardigansのlovefool。

そしてradioheadのexitmusic。

radioheadには心を撃ち抜かれすぐアルバムを買いに走りました。

田舎のため、バスに揺られること1時間かかりました。

 

 

このアルバムはお化けアルバムです。

radioheadの代表曲てんこ盛りです。

劇中に使われていたexitmusicが私は一番好き。

 

話は戻り当時田舎の行けてない女子中学生だった私はこの映画の美しさに目を奪われました。

そして若き日のレオナルド・ディカプリオ

とんでもないイケメンでした。

それはもう社会現象になるくらいの大騒ぎです。

カッコよさが作品を凌駕。

 

この後レオ様の映画を貪るように見て、映画雑誌を買いあさり

様々な映画に出会っていくのでした。

 

ぜひ!

 

 

 

 

 

 

 

 

のんびり映画日記について

とある関西の地方都市に住む主婦がつづる映画日記。

 

自分の感想を思ったままに書いていこうと思います。

世間の評価や映画好きの皆さまと齟齬があるかもしれませんが、

自分が思った通りに語ります。

 

ただの映画好きに過ぎませんので「なんやその感想は!」「理解してへんやんけ!」

「おもんない!!」などのお厳しい言葉は控えて頂けると嬉しいです・・・。

 

 

映画は主にNetflixで見ています。

海外ドラマも好きなので紹介出来たらなと思います!!